JR6BIJさんの 3次π型・T型LPF計算サイト結果とエクセル計算(検証中) を比較してみました。
定K回路に、なぜQを指定するのかと不思議に思いながら・・・

【Zo=50Ω fc=146MHz Po=10W Q1=5】

T型定K回路定数としては入出力インピーダンス= 250Ωのエクセル計算と一致します。
これに50Ωの負荷を接続すると一見整合状態?かと思いましたが、(整合らしき点は143MHz)
拡大してみると144.5MHzあたりに電圧ピークがあるようです。
エクセル計算(整合周波数145MHz)は146.5MHz あたりに電圧ピークがあるようです。
なぜサイト計算のfcが1MHz高いのに電圧ピークはエクセル計算より低く、整合点らしき周波数も低いのか??
整合するにはX2a,X3aは-j260Ωですが、定K回路のX2k,X3kが-j250Ω とCが大きいので共振点が低くなったようです。
当局はJAVAがまったく分かりませんが勝手な計算式の想像は こちらを御覧ください。


下表は、Fc=Foとして計算しています。
不整合のときは共振周波数が変わります。
定K回路のZoに対して
50Ωを接続した影像インピーダンスです。
回路名(回路図) Zo(Ω) 整合 R(Ω) X(Ω)
T型定K LPF 10 × 0.5 +j5
T型定K LPF 50 × 10 +j20
T型定K LPF 250 43 +j17
π型定K LPF 10 50 -j20
π型定K LPF 50 × 50 -j100
π型定K LPF 250 × 50 -j500
┳型回路はZoがRより大きくなると整合点に近づく
π型回路はZoがRより小さくなると整合点に近づく
しかし不整合のようです。

下表は、Fc=Foとして計算しています。
不整合のときでも共振周波数が変わらないようです。
λ/4回路のZoに対して
50Ωを接続した影像インピーダンスです。
回路名(回路図) Zo(Ω) 整合 R(Ω) X(Ω)
T型λ/4 LPF 10 × 2 +j0
T型λ/4 LPF 50 50 +j0
T型λ/4 LPF 250 × 1250 -j0
π型定λ/4 LPF 10 × 2 +j0
π型定λ/4 LPF 50 50 +j0
π型定λ/4 LPF 250 × 1250 +j0
λ/4回路はZo=R X=±0 Q=1以外は不整合のようです。
Zo=√(R*50)は成立しているようです。


余談ですがリップルでは定K、位相ではλ/4、
選択度では汎用(Qを大きくする)がよさそうです。
逆に言うと:
定Kは整合、位相差を気にすると使えない。
λ/4は選択度、帯域外減衰を気にすると使えない。
汎用は通過領域の減衰を気にすると使えない。

T型LPF
 

T型HPF
 

π型LPF
 

π型HPF